今回は運動神経と演奏能力について。
さてこの2つの相関関係はあるのでしょうか?
私的には意外でしたがよくこの「運動神経と演奏能力」を比べる人はいます。
「握力があるからコードを押さえられる」
「運動神経が良いから速いフレーズが弾ける」
「運動神経がないから演奏スピードについていけない」
などなど、ひどいと楽器が弾けない理由を運動神経と結び付けたがる人はいます。
まぁ確かにノロノロした人だとあまり楽器の演奏も上手くなさそうに感じますが。。。
あとは「運動が出来る人」=「体で覚えるのが上手な人」という発想もありますね。
これは難しいところです。
「体で覚えるのが上手な人」=「上達する人」という構図はあってますからね。
で実際のところはどうなんでしょうか?
また「リズム感は運動神経と比例する」と言われるとそうな気もしてきます。
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こんな実験が行われたことがあります。
「滋賀県と茨城県の中学生計487名に対し、数々のリズムテストと運動テストを実施し、結果を比較」
した結果
「仮説に反し、運動能力とリズム感の相関関係は認められなかった」とのことです。
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僕が今まで教えた生徒の中にも運動神経が良い生徒とそうでない生徒は当然いました。
結果論から言うと相関関係はみられませんでした。
・・・・が、僕は多少は関係があると考えています。
ただし「運動ができる」=「楽器が弾ける」は間違いだと思います。
僕の思うところは
「体の使い方をきちんと認識できている人は運動でも演奏でも効率よく練習ができ、その結果一般の人よりも早めの成長が見込まれる」
ということです。
「運動ができる人」って2タイプいると思うんです。
・1つは先天性的に身体能力が高い人
・自分の体を使うのが長けていてそれにより人よりも運動が出来る人
たとえば走り高跳びなんかは当然身体的な特徴がかなり重要視されると思います。
柔道も体重別になっているくらいですから身体的特徴と成績がある程度比例すると思います。
ただ球技やチーム競技などは頭や個々の役割も重要な要素ですのである程度は頭を使うことでカバーできると思います。
ここでいう後者の
・自分の体を使うのが長けていてそれにより人よりも運動が出来る人
のケースだと演奏するのも効率よく練習できるかもしれません。
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ちなみに僕は完全に後者ですね。
運動は中の上くらいでしょうか?今でも体力や運動に関してはそれほど出来ない気もしませんが自慢できるほどではありません。
ギターの演奏技術も長年こつこつ練習してきた結果で、練習方法の効率化が今の自分を作っていると思っています。
なのでまとめると「そんなに気にすることはない」
という結論です。ただし体で覚えることには違いが無いので反復練習は必要です。
ただ、運動選手でも得意不得意はあるようです。先日読んだニュースなんですが、自分自身の名がついた技を持つ体操で有名な白井選手も昔は運動が苦手だったような話を目にしました。運動神経にもいろいろなパターンも有るのだと思います。
これは運動でも演奏でも一緒ですよね。
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